バレエピアノは
先生のキューで弾き始めます
英語です
年に一度の試験には
イギリスから試験官が来られ
すべてがイギリス式に行われます
3時にはティータイムもあります
試験官がテーブルの上のベルを
チリンチリンと鳴らして
受講生にカムインの合図をします
ダンサーさんは
バレエ式に会場を丸く駆けて
真ん中で止まって
英語で名前を言ってご挨拶をします
そこからは試験官の先生が
私に。。私に!?。。私に
英語で指示を出されまして
それに従って演奏します
ダンサーさんの動きが良くなるように
手足の長さや重心に合わせて
弾くのですが
そもそも曲が難しい。。
もっと足が上がるように
もっと腕が柔らかく動くように
お首の傾きが一番可愛らしく優雅になるように
弾くのがバレエピアノなのですが
即興で踊る曲には
即興で演奏しますしね
英語で
どのリズムで出してと仰ってるか
必死で聞いてね
こう弾きたいとわかっていても
出来ないことばりなんです
でも会場内に存在する空気が美しくて
とても楽しいんです
小さなことまで
エネルギーを注いで
世界レベルの芸術を身体で感じ合う
ステキな世界です
メソッドに合わせたピアノ楽譜がありまして
例えば
プリエ
グランバットマン
アダージョ
エシャッペ
エシャッペソッテ
と
ひとつの振りに
ひとつの曲が設定されています
クラシック曲のある一部分を切り取って楽譜になっています
ちょうど振りにぴったり合うところを
膨大な曲数の中から選ばれていて
完璧と言いますか
もう不思議とも思える
素晴らしさです
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